結婚式では数多くの感動が生まれます。
花嫁から両親に、花婿から両親に、あるいは新郎新婦から参列者に・・・。
さまざまな関係性で、さまざまな感動が生まれます。
ただここでは、あまり語られることのない、「自分がゲストとして参加したときの新郎新婦の対応に感動した」というエピソードを挙げることにします。
新郎新婦は主役であると同時に、参列者をもてなすホストでもあります。
それを色濃く感じさせる2つのエピソードをどうぞ。
一人ずつに贈る個別のメッセージ
とある結婚式では、席次を表す名札の後ろに、新郎新婦からのメッセージがしたためられていました。
印刷したものではなく、1枚ずつ手書きで書かれたメッセージであり、当然内容はそれぞれで違います。
そこに呼ばれている人たちは、当然新郎新婦と繋がりがある人たちです。
学生時代のエピソード、ゲストからもらった大切な記憶に対する感謝が一枚一枚丁寧に書かれていたのです。
ゲストのなかには、在りし日の学生時代を思い出して思わず涙ぐむ人も。
ゲストの好みを考えて作る引き出物
長く付き合っている人だと、その人の食や色の好みなどが分かってきます。
とある結婚式では引き出物に持たせるアイテムを、「その参列者の好きなもの」で作っていました。
例えば、お酒が好きなゲストへはメッセージ入りのお酒を・・・・
お酒が飲めないゲストへは、メッセージ入りのクッキーを・・・・
青色が好きなゲストへは、ブルーのキッチンセットを・・・・
和柄が好きなゲストへは、和食器セットを・・・・
遠方から来てくれたゲストへは、かさばらないカタログギフトを・・・
それらをしっかりと覚えて引き出物にまで配慮するその姿勢は、多くのゲストから感動を持って受け入れられました。
結婚式は、新郎新婦が主役です。
しかし、新郎新婦のためだけに行われるものではありません。
ゲストに対する細やかな心遣いは、10年経っても20年経ってもゲストの心の中に鮮やかに残り続けます。
みなさまに素敵な感動結婚式が訪れますように・・・