もしも結婚式のスピーチを頼まれたら、特段の事情がない限り引き受けるべきです。
今回は「上司」の立場で頼まれた時のスピーチの基本について見ていきましょう。
スピーチの基本
結婚式で述べるべきスピーチの構成は、どの立場であっても変わりありません
・2人及び家族に対しての祝福の言葉とはじめのあいさつ
・自分の立場
・新郎もしくは新婦のエピソード
・結びのあいさつ
「上司」としての立場でスピーチをするのであれば、新郎もしくは新婦の会社での働きぶりや、入ってきたときの印象などについて触れるのがよいでしょう。
また、それに加えて、結婚相手のことを褒める言葉を少しプラスするときれいにまとまります。
こんなスピーチはダメ!注意したい点は?
注意したいのは、「新郎新婦のマイナスのエピソードは言わない」ということです。
新入社員のころの失敗談などは、たとえ微笑ましいものであっても取り上げるべきではありません。
また、必ずしも成績的に優秀であるとは限りませんが、当然これらも話題にするべきではありません。
結婚式でとりあげるべき話題は、新郎新婦の優しさや人柄にふれるエピソードなど、常にプラスのものでなければなりません。
会社の上司としての立場からのあいさつですが、「会社の説明」にならないように注意が必要です。
冒頭のあいさつのときに、「新婦の上司である○○会社の××です」のようなことを述べるのは構いませんが、その後は会社の名前などは原則として述べるべきではありません。
新郎もしくは新婦のエピソードを紹介するときに必要な場合は別ですが、それ以外のときには触れるべきではないでしょう。
また、「子ども」などについても、上司の立場からは触れるべきではないでしょう。
デリケートな問題ですから、この配慮も必要です。
部下の新たな門出に、あなたの素敵なスピーチが成功しますように♪
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